大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

ヨハネス・クスピニアン博士とその妻アンナの肖像

ウィーン大学に皇帝マクシミリアンが1501年10月に開設した人文学部「詩人と数学者の講座」の学部長代行を務め、詩学とレトリックの講座を担当した。1502年末か03年初めにアンナと2度目の結婚をして、その際にこの肖像画が描かれた。背後の水浴する人がいる池は両方につながっている。上部にクスピニアンには梟(フクロウ)、アンナにはオウムが描かれている。梟は憂鬱質を示し、土星の子であること、オウムは多血質を示し、太陽神の娘であることを表している。